看護師は3Kと呼ばれる仕事の1つ
金曜日, 3月 25th, 20163Kとは、「きつい」「汚い」「危険」をローマ字で表した時に、頭文字がKで始まる言葉を持つ仕事のことを指します。建設現場の作業員などは賃金が低いにもかかわらず体力を使う仕事であるため、日本の若者はあまりやりたがらない仕事です。女性にも3Kと呼ばれる仕事がいくつかありますが、看護師がそれに当たるでしょう。命を預かる重要な仕事であるため、失敗が許されず体力的にも精神的にもかなり消耗する仕事であり、患者の汚物処理やトイレのお世話などもこなさなくてはなりません。また、危険な薬品を扱うこともあり、伝染病の患者の世話など常に危険と隣り合わせな部分もある非常にハードな仕事です。
看護師の仕事は、使命感を持って患者のお世話をするという善意の心で支えられている部分が大きいと言えるでしょう。そのため、各病院が優秀な看護師の確保に必死になっています。最近は看護師の福利厚生や待遇がかなり良くなってきて、地方の病院であるほど看護師のための寮や社宅、保育施設など、充実した設備を整えた形で迎え入れてくれる傾向にあります。それでも尚、日本における夜勤も出来る病院勤務の看護師の数は足りておらず、各病院が人手不足に苦しんでいる状態です。数年前から政府の働きかけで、海外からの看護師を育成して日本の病院に従事してもらおうという動きが出てきました。完全に日本で看護師として働いてもらうにはまだまだ制度が完成している段階ではありませんが、日本の若者人口が減り続けている以上、やがては外国人に3Kの仕事を頼らなくては日本の産業が成り立たない時代が来るのかもしれません。